【ドミニオン】MenagerieのPreviewを翻訳して、いけないことを考える #1、#2

2020年4月12日

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こんにちは。ふぁんたです。

 

さて、先日、新しいドミニオンのタイトルが紹介されました。

 

その名も、「Dominion: Menagerie」

 

このタイトルでピンとくる人もいるかも知れませんが、Menagerieというカードはすでに存在しています。

 

「移動動物園」のことです。

 

 

そのカードのプレビューの#1と#2が出たので、それらのカードの解説をしつつ、

またいつものように、えげつないコンボに使えないだろうか、という企みをして行きたいと思います。

 

では1から。

 

まず訳をまとめて載せてから、個別のカードの考察に移ります。

 

Snowy Village(雪の村)

3コスト アクション

+1 カードを引く
+4 アクション
+1 カードを購入
このターン中、これ以上の+アクションを無視する。


Sheep Dog(牧羊犬)
3コスト アクション-リアクション

+2 カードを引く
(黒線)
あなたがカードを獲得する時、このカードを手札からプレイしてもよい。


Animal Fair(畜産博覧会)
7コスト アクション
+4 コイン
(黒線)
空になっているサプライの山札1つにつき、+1 カードを購入


KILN (窯)

5コスト アクション
+2コイン
このターンに次にカードをプレイする時、(そのカードの効果を得る前に(意訳))そのカードを獲得してもよい。


Barge(艀船)(はしけぶねと読みます)
5コスト アクション-持続
今、もしくは、次のターンの開始時:+3カードを引く +1購入


まとめて、#2の方もレビューします。


Horse(馬)
3コスト* アクション

+2 カードを引く
+1 アクション
このカードを馬の山に戻す。

(このカードはサプライに置かない。)


Supplies(供給品)
2コスト 財宝

+1 コイン
このカードをプレイする時、馬を1枚獲得し、デッキの一番上に乗せる。


Scrap(廃棄)

5コスト アクション

手札からカード1枚を廃棄する。
廃棄したカードのコスト1につき、次から異なる効果1つを選ぶ。
「+1 カードを引く」
「+1 アクション」
「+1 カードを購入」
「+1 コイン」
「銀貨1枚を獲得する」
「馬1枚を獲得する」


Livery(貸し馬)

5コスト アクション
+3 コイン
このターン、4コスト以上のカード1枚を獲得する時、馬1枚を獲得する。


 

盛りだくさんです。

 

 

効果知りたいだけの人向け部分は終わったので、詳しく良くないこと考えていきます。

 

カード名を強調していればいるほど、良くないこと考えてる/考えられるカードということを予め言っておきます。

 

 

では、個別カードの解説に入ります。


Snowy Village(雪の村)

3コスト アクション

+1 カードを引く
+4 アクション
+1 カードを購入
このターン中、これ以上の+アクションを無視する。

 

でました。+4アクション。

+2アクションは村、+3アクションは岐路(一度きり)だけでしたが、ついに現れましたね。

 

が、これも一度きり、しかもアクションがもう得られなくなるという効果つきです。

しかも、別にそんなにカードが増えるわけでもないので、一発逆転的な使い方はできなさそうです。

 

うーん。

 

+4と+1という意味では、議事堂を連想させてくるこのカードですが、そこまでの爆発力はない…

 

コンボに向かうときにこれだけでは心許ないし、「キャントリップがキャントリップじゃなくなる」というのも気をつけないといけない部分なので、使い勝手が良くないように思います。

 

コンボの最後に使うか、コンボとステロの中間ぐらいの構築をする(おすすめはしない)ときに使うのがよい、ぐらいの印象です。

 


Sheep Dog(牧羊犬)
3コスト アクション-リアクション

+2 カードを引く
(黒線)
あなたがカードを獲得する時、このカードを手札からプレイしてもよい。

 

直感が告げてます。こいつは、可能性を秘めている。

 

別のカードの効果でプレイするカードは、アクションが減らないので、アクション減らさずに手札を増やすことが出来ます。

 

…とここまで考えて、色々とわるだくみしてみたのですが、思いつかない。あれー?勘が鈍ったか?

 

まず、「牧羊犬で引いた牧羊犬は、秘密の部屋と堀みたいに連続プレイできない」ですね。狂信者的爆発プレイはできない。

→できます。狂信者的爆発プレイ。

 

でも、他人のMessengerとか、魔女とか、そういうのをトリガーとしてプレイできるっていうのは面白い効果だなあと思います。

 

…うーん。全く新しいことができるカードは可能性を感じていたんですが。

…行商人と相性がいい、ぐらいでしょうか。お金プレイしてから購入して、引いた銀行なんか使えたら気持ちがいいなあと思います。

 

 

他には…

掘進で、2コスト使って2ドロー(語弊のある言い方)したり、コスト減らしたForumなんかをうまく併用できれば楽しいかな、なんて思います。

 

Scouting Partyで捨てた金貨にトリガーして使うとか、購入フェーズで使うことばっかり思いつくんですけど、浮浪児→浮浪児(傭兵獲得)にトリガーして使うとか、Artisanの獲得にトリガーするとか、アクションフェーズで使うほうが堅実かと思います。

 

 


Animal Fair(畜産博覧会)

7コスト アクション
+4 コイン
(黒線)
空になっているサプライの山札1つにつき、+1 カードを購入

 

うーん。+4コインは魅力だけど。

条件満たせば、男爵はおろか、救貧院でも満たせるんですよね…

 

でも、購入回数は嬉しい。中盤以降しか活躍できなさそうだけど。

 

どう使うべき?というのを考えたんですが、

 

荒れ場で使えます。

 

これ一枚で、4コイン出ます。

 

荒れ場なら、呪いとか廃墟とか、空になってることもあるでしょう。

これ使えば、空になってるサプライの数だけ購入が増えるので、屋敷+屋敷とか公領+屋敷とか、そういった購入が捗るんじゃないかと思います。


KILN (窯)

5コスト アクション

+2コイン
このターンに次にカードをプレイする時、(そのカードの効果を得る前に(意訳))そのカードを獲得してもよい。

 

カードの獲得は効果を得る前なので、lose trackしません。

島だろうが、Distant Landsだろうが大丈夫です。

 

注意として、これのあとに、後述の馬とか狂人、略奪品とか、サプライにおいてないカードを使ったら、そのカードは獲得できない上に獲得の権利が失われます。

 

次に使うカードを考えるべき、というカードコンセプトだと思います。

 

 

最初に思いついたのが、Distant Land(遠隔地)です。

そもそも、Disciple(門下生)でぶん回してたので、パッと思いつきました。

 

ステロにも使えるのかな、と思います。

一番強い財宝が得られるので、金貨使えればそこそこ戦えるんじゃないかと思います。

 

面白いな、と思ったのが、Experimentですね。

1枚使ったら2枚手に入るので、実質増えます。

 

支配だろうが、princeだろうが、コスト関係なく次のカードを手に入れられるので、そう言うところを悪用しましょう。

最大コストは、白金貨だと思います。 …あれ?造幣所の上位互換?

 

…Menagerie(移動動物園)で、KILNなんて綴り見せられたら、キリンだと思いません?思いませんか。すいませんね。

 


Barge(艀船)(はしけぶねと読みます)

5コスト アクション-持続
今、もしくは、次のターンの開始時:+3カードを引く +1購入

 

ルールとして注意したいことは、「今を選んだ場合、このカードはそのターンのクリーンアップフェーズに捨札になる」ことです。

効果及ぼさない持続は、すぐに捨札になります。

 

これは、あんまり悪用できるカードではなさそうですね。

 

他の5コスト帯、商船、船着場なんかよりは少し弱い使われ方をされるんだと思います。

 

例えば、デッキ枚数が残り少ないときに次のターン選ぶとか、そういうレベルの柔軟性で活躍できるカードになるんじゃないでしょうか。

 


Horse(馬)

3コスト* アクション

+2 カードを引く
+1 アクション
このカードを馬の山に戻す。

(このカードはサプライに置かない。)

 

いいっすね。名馬よりは劣ってて、厩舎から比べると下位互換とも言えないようなパワーバランス。名前的に。

たくさん獲得手段があるので、30枚用意されるようです。

 

kilnとか、disciple使っても、このカードの複製は獲得できません。残念ながら。

逆に、「使ったらなくなる」効果なので、シナジーとしては「偽造通貨的使い方」つまり、「行進」「玉座の間」とか良いんじゃないかと思います。

 

サプライに置かないので、トークンおいたり、無理に獲得したり、っていうことが出来ないんですよね。

逆に考えれば、そう言う悪用をドナルド側が想定してきたということなんでしょうが。つらい。

 

悪用方法としては、こいつ単体というより、「こいつを獲得するカードをどう悪用するか」の方が大事になってくると思うので、そっちに力を入れます。


Supplies(供給品)

2コスト 財宝

+1 コイン
このカードをプレイする時、馬を1枚獲得し、デッキの一番上に乗せる。

 

やった、サプライからサプライが獲得できるぞ!

 

じゃなくて。

 

一度きりの研究所を獲得して、しかも山札に乗せられます。

 

馬自体は、加速装置みたいなもんだと思うと良いと思います。

加速装置を獲得するだけでなく、山札の上にのせられるってのがこのカードの一番のポイントです。望楼があればいいんですが…

 

使い方としては、2-5のときに使うと、5で買ったカードが使いやすくなります。

 

(鉱山とかTaxman、偽造通貨とか冠で使い回すのは絶対楽しいけど、コンボの実用性という意味合いでは…その…ごめんなさい…)


Scrap(廃棄)

5コスト アクション

手札からカード1枚を廃棄する。
廃棄したカードのコスト1につき、次から異なる効果1つを選ぶ。
「+1 カードを引く」
「+1 アクション」
「+1 カードを購入」
「+1 コイン」
「銀貨1枚を獲得する」
「馬1枚を獲得する」

6コスト以上のカード廃棄したら、全部選択しないといけない効果。

市場の各効果と、銀貨と、馬から選べます。

 

序盤は銀貨、中盤以降は馬が欲しくなるような気がします。

 

 

ルールについてなんですが、これ、順番は選べるんですかね。

序盤でScrapの屋敷廃棄で、銀貨とドローを選んで、望楼で山札においた銀貨を引いてこれるのか。

つまり、「1ドロー」と「獲得」の順番を入れ替えることができるか、というのが気になります。

 

最近知ったのですが、名馬(2ドロー、2コイン、2アクション、銀貨4枚獲得して山札を全部捨札に置く から2つ選ぶ)は、選んだ2つの順番を決めることはできず、上から処理するのだそうです。

 

こいつの使い方ですが、廃棄リソースとしては弱いです。

採集者や屑屋のように+1アクションがついているとか、執事やデイムアンナのように2枚以上のカードが廃棄できるとかしないと、強圧縮かけるのは難しいという認識がありまして。

交易路で圧縮デッキ作ろうとして大敗した記憶が蘇ったので、これで廃棄を賄おうとするのはやめたほうがいいと言っておきます。

 

こいつの悪用方法は、多分ないです。

「異なる効果を選ぶ」とすることで、馬ブーストを抑制しようとしています。

これが、好きに選べるなんてことになったら、銀貨を馬3に、ネズミを馬4に変えたりするんですが、それは許してくれないので。

 

すいません。なんかこんなタイトルなのに、ここまであんまり悪巧みらしい悪巧みができてません。


Livery(貸し馬)

5コスト アクション

+3 コイン
このターン、4コスト以上のカード1枚を獲得する時、馬1枚を獲得する。

 

5コストで3コイン出せるカードの一角ですね。

廷臣、沼の妖婆、Legionaryなど、新しい種類のカードに多い気がします。

 

4コスト以上のカードの獲得をトリガーに、馬を持ってきます。

 

 

…感じません?可能性を。強い可能性を。

 

 

2つのポイントに分けて、悪用方法を説明します。

 

まず1つ目は、「このカードが場にあるかぎり」ではないという点の悪用。

 

玉座+橋が猛威を奮ったので、以降のコスト安くなる系カード・並べたら大変なことになるカードには、「このカードが場にあるかぎり」というような文言がつくようになりました。

(街道、ならず者、王女とかそういうやつらです)

が、これにはそれがない。

 

宮廷-Liveryで9金出して属州を買うと、馬が3匹ついてきます。

行進-Liveryで6金出して、Hiring獲得して金貨購入すると、馬が4匹ついてきます。

 

これだ!俺がやりたかった馬ブーストは!!

 

 

2つ目は、4コスト以上のカードならなんでもいいという点の悪用です。

「4コスト以上ならなんでもいい」んですよ!?!?!??!

 

村→Livery→ネズミ。ネズミを使うたびに馬がついてくる。

国境の村。4,5コストのカードなら馬が2枚手に入る。

Port、値切り屋、Ballやなんかを使って、コスト4以上のカードを複数手に入れるようにしましょう。

 

 

 

…手札からアクションカードを脇において、コストを1上げるトークンを置く、とかいうカードができたらいいのに。

 

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