【ゲーム紹介】謎解き宇宙探索ゲーム「Outer Wilds」が面白かったので紹介させてほしい

2021年9月15日

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こんにちは。ふぁんたです。

 

これを書いている時、ちょうど年末年始で、帰省もできずやることにも飢えていたところでした。

そんな折に、Steamのウィンターセールがやってきて、いくつかゲームを買っていました。

 

そのうちの一つ、「Outer Wilds」を最近クリアしました。

 

クリアした感想として、「今までのゲームジャンルには分類ができないんじゃないか、というような不思議な面白さがあった」と思いました。

 

なので、このゲームの魅力などを語っていきたいと思います。

 


ゲームページ

 

どういうゲーム?

一言でいうと、「ループもの×宇宙探索」。

具体的なゲームで例えると、「宇宙を舞台にしたムジュラの仮面」みたいな感じです。

 

プレイヤーは宇宙を自由に探索できます。

一番近い月に行くのもよし、砂まみれの惑星に降り立つのもよし、

太陽の周りを高速周回する、謎の人工物のようなものを追いかけてみるのもよし。

何をするのも自由です。

 

こういう人におすすめ

探索が好き

本作はオープンワールド的で、具体的な攻略順は決まっていません。

ある場所を調べているうちに、ぼんやりと世界の形が見えてきて、別の場所を調べて…としているうちに、起こった事件やこれから起こることについてわかってきます。

まだ見ぬ知らない場所にいって、起こったことを知ることが好き、という人にはぜひおすすめです。

 

宇宙が好き

宇宙探索ができます!!!

現実の宇宙のように、星から星まで数時間、なんてことはありません。

丁度いいぐらいの大きさの宇宙を、自由に探索することができます。

 

宇宙船の操作が苦手な人でも安心の、自動航行機能なんてのもついてます。

目的の星まで真っ直ぐ飛ぶというものですが、目的地までの間に太陽があると突っ込みます。アホです。

 

物理(特に量子)が好き

ちょっとだけネタバレになるのですが、「量子」がキーワードとして絡んできます。

シュレーディンガーの猫とか、観測によって振る舞いがどうとか、そういったやつです。

そういった要素も謎解きに絡んでくるので、好きなら是非、という感じです。

 

もちろん、わからない人のために、その振る舞いを教えてくれるような施設もありますので、未経験者でも大丈夫です。

 

謎解きが好き

このゲーム、謎解きの要素が大部分を占めます。

最初から、「これが謎だよ!」と提示されるわけではないのですが、いろいろな惑星を探索しているうちに、この太陽系の謎に触れることになります。

それを読み解き、推理し、その答えをゲームにぶつけることで道が開かれたときの喜びは、謎解き好きならわかっていただけるかと思います。

 

あらすじ

主人公は「ハーシアン」と呼ばれる民族(目が4つある)の一人。その日初めて、パイロットとして宇宙に飛び立つ予定である。

ロケットの発射コードをエンジニアに聞きに博物館に行こうとしたところ、先住民である「ノマイ」と呼ばれる民族(目が3つある)の像がひとりでに動き、自分と目が合う。

ノマイはすごくて、重力を変化させるとか、ワープとか、すごい技術を持っていて、ハーシアンの宇宙探索のテクノロジーの一部は彼らのおかげであるのだが、

すでに絶滅したと考えられており、彼らはどこから来て、なぜ絶滅したのかなど、詳しいことはよくわかっていない。

 

発射コードを聞き出し、宇宙に飛び立つ主人公。どの星にも自由に行けるのだが、

どんな行動を取ろうとも、22分後に太陽が超新星爆発を起こし、太陽系がまるごとなくなる。

爆発に巻き込まれた主人公は、気がつくと初飛行を行う前に時間が戻っていることに気づく。

 

 

面白いところ

アイテムがない

このゲーム、基本的に探索でアイテムが見つかることはない。

ノマイが残した会話のやりとりや、作られた施設のメッセージが読み取れるぐらいで、

「このアイテムで宇宙船がパワーアップしたので、もっと遠くまで飛べるようになりました」とか

「このアイテムで宇宙服が強くなったので、電撃に強くなりました、深くまで潜れるようになりました」とか、

そういったアイテムは一切ない。

 

22分で必ず訪れる太陽系の死のループの中で、溜まっていくのは己の知識と経験だけ。

なので、やろうと思えば1ループ目で攻略することもできる(そう言うトロフィーもある)というルールになっています。

 

謎解きの達成感がすごい

ゲーム内で得た知識を組み合わせて、新たなる謎へと挑むゲームなので、謎解きの達成感がものすごいのです。

ネタバレになるので明言は避けますが、ある星にたどり着けたときとか、ある場所にたどり着けたときとか、本当に、すごいです。気分がいい。特に後者。

 

謎解きの話めちゃくちゃしたいけどそれはプレイヤーの楽しみを奪うのでこの辺にしておきます。しゃべりてえ。

 

辛いところ

ヒントが少ない

他のブログ記事でも割と言われていることなのですが、謎に対してヒントが少ないと感じることがときどきあります。

何が起こったかわからないままに死んだり、明言されていない動作をしなければならなかったり、即死オブジェクトの抜け方だったり。

 

多少、ネタバレブログを参考にしたほうがいいかなと思う部分もあります。

 

ただ、参考にしてしまうと大事な部分のネタバレも踏み抜く可能性があるので、注意が必要です。

なので、一応、自分視点で「ネタバレを参考にしても達成感については多少問題ない部分」を列挙しておきます。

 

・深海とクラゲ(どうやって深海の更に奥深くに行くのか・浮遊するクラゲについて)

・闇のイバラのアンコウの性質(アンコウはどのようにしてプレイヤーの位置を知るのか)

・燃え盛る双子星の迷路(地下都市への行き方・実験施設への行き方)

 

 

 

待ちが発生する

時間が22分と限定されていて、惑星によっては時間経過によっていろいろと変化するので、「このタイミングじゃないと」という状態が存在します。

そこに間に合わなかったり、来るのが早すぎたりすると、「待ち」の時間が発生してしまいます。

 

それを早送りするすべがない。

めっちゃダルいです。

 

その場で時間を進められるMODがあるそうなので、それを入れてプレイすればよかったと思います。

 

やり直しがダルい

宇宙を相手に謎解きをする以上、命を落とすこともあります。

で、どうせループするとわかりきっているので、時に命をなげうつ大胆な行動を取ることもあります。

 

それで死ぬと、

・死に演出が流れる

・時間を遡る映像が流れる

・最初の星から宇宙旅行やり直し

が入るので、めんどくさいんです。

 

この視点から見ると、Celesteのやり直しスピードって素晴らしかったなあと思います。

ここも高速化するMODとかないですかね。

 

登場人物が多すぎる

PYE,MELORAE,GOSSAN,PHROZ,DAZ,FELDSPAR,GABBLO,SOLANUM…

ノマイの名前とハーシアンの名前が、あまり馴染みのないアルファベット名でたくさん出てきます。

「ストーリーを追わなければ」という義務感から、一人ひとりの名前を覚えながら話していると、宇宙に飛び立つ前に22分を使い切ってしまいます。

 

ゲームを始める前に、タイトル画面→オプション→文字/サウンドで、

表示中の時間停止「会話」を有効にしてください。(画像では無効になっているところです)

 

 

 

最後に

「起こったことは確定していて、後から何も知らない自分が探索していって答えを見つける」

「ゲーム内で得た知識をもとに推理を組み立て、ゲームにぶつけて答え合わせをする」

というゲームは、あんまり触れてこなかったので、新鮮でした(似たゲーム、ある?)

 

達成感はすごいと思うのですが、ヒントが少ない場所、辛い場所、ダルい場所、

砂に圧殺されたときの妙なリアルさなど、手放しで神ゲーと推せるものではない、

人を選ぶ部分はどうしても否めないと思います。

 

でも、もしこのゲームをやったことがなくて、興味を少しでも持っていただけたら、是非一度プレイしてみてほしいです。

カタルシスがすごいです。

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