【ドミニオン】RenaissanceのPreviewを翻訳して、いけないことを考える #3

2020年3月3日

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こんにちは。ふぁんたです。

 

 

第三弾が発表されました。

今回はコイントークン編のようで、

 

(画像引用 from boardgamegeek)

Coffersという見慣れない単語に恐れおののきかけましたが、これはコイントークンのことのようです。

では、これらカードの説明と、それらを使ってできたら悪いこと考えていきたいと思います。


Villain

5コスト アクション-アタック

 

+2 コイントークン

手札が5枚以上ある他のプレイヤーは、そのうちコスト2以上のカード1枚を捨て札にする(できなければ手札を公開する)

 


銅貨を外してハンデスしてくるアタックカードの登場です。コスト2以上なので屋敷が含まれます。

 

序盤に使うことを考えてみましょう。大体捨てられるのは屋敷です。手札に屋敷がなくて初めて、序盤に入れたカードに刺さります。あんまり影響なさそうなんですけど、廃棄したい人にとっては嫌なカードになってくるかと思います。忌々しい。

 

中盤になってくると、銅貨と屋敷が手札に来る確率が、他のアクションカードなどによって薄まりますので、よく刺さるようになるかと思われます。それでも、捨てるカードはVillainを打たれた側が決めるので、そこまで猛威をふるうようなカードではないような気がします。

 

終盤になると、ちょっと刺さらなくなります。手札に1枚ぐらい属州や公領があるせいでそれが捨てられ、一度手札が4枚になってしまえばアタック効果はスルーされます。

 

やっぱりこのカード、アタックがどうこうより+2コイントークンが強いカードのようですね。5コストでコイントークン2枚というとどうしても肉屋と比較したくなってしまいます。

「肉屋は屋敷を銀貨にできたり、金貨を属州にできたりしますが、こっちはそうはいきません。そのかわりと言ってはなんですが、相手の足止めをします。たぶん。」というようなスタンスなんじゃないかと思っております。

 

あ、Villainって「ヴィラン」って発音して、「わるいやつ」って意味合いだそうです。

 

 

…悪いこと考えよう!

どうしたものかなあ。

一つ思いついたのが、やっぱり宮廷とか玉座系と使うのがいいんじゃないかなということなんです。

宮廷肉屋って廃棄効果を使わなくても+6コイントークンというのは大変に魅力的だと思います。それがこのカードでも実現可能なので、そういった組み合わせは強いんじゃないかなーと思います。

 

もう一つ考えた…というかもう一つぐらいしか考えられないんですけど、議事堂と一緒に使うのはどうでしょうか。

議事堂と交互にこのVillainを使うと、議事堂を使ったタイミングで引いてきたカードがコスト2以上なら捨て札の対象になりますし、1以下なら手札の他にあるカードに照準を合わせ捨てさせることができます。

最終的に手札を銅貨と呪いのみにすることもできるんじゃないかと。救貧院とか褒賞とか傭兵とかいろいろ例外はありますけども。

 

 

つぎいきます。


 

Ducat

2コスト 財宝

+1 コイントークン

+1 購入

 

 

このカードを獲得する時、手札から銅貨1枚を廃棄してもよい。

 


銅貨で得られるコインをトークンに変化させ、しかも獲得する時にいらない銅貨を廃棄でき、さらに購入までついてくる、といった効果です。

 

すごく面白い効果だと思います。0金+コイントークン、という形に持っていったのがなんか好きです。

 

購入効果がついてくるのが地味に嬉しいですね。購入って最初は別になんでもないんですけど、このゲームやってると「+購入(を出すカード)があるかどうか」ってすごく大事になってくるのです。

 

銅貨廃棄も割と嬉しいです。銅貨廃棄してこれ獲得、ってことは、このカードを銅貨と入れ替えるということなので、いつでも使える形にして恩恵をくれるのは、さすが王国カードのカード効果かな、という感じです。強いかどうかはさておき。

 

 

…悪用????

こんな真正直ないいヤツに悪用方法が!?うーん。

 

ちょっとシナジー感じるのは鉱山とか収税吏とか…?ですかね…?

一緒に使うと廃棄と獲得と廃棄が一緒に起こるよ、って程度ですけれども。

あとは護符?一回購入で複数枚の銅貨をこいつと置き換えられます。

 

悪用できるとしたら…前々回のPriestでしょうか。こいつを0コインで買うことができます。

…そんなに悪用って感じじゃないですね。小学生のいたずらぐらいのレベルに感じます。

 

だめだ、たぶんこいつはいいやつ。あくようはできない。


Silk Merchant

4コスト アクション

 

+2 カードを引く

+1 購入

 

このカードを獲得した時と廃棄した時、

+1コイントークン

+1村人トークン


獲得した時ーとかこれを廃棄した時ーとか、あんまり悪用方法がないんですよね。あんまりたぎらない。

2枚引けるのは嬉しい。購入増えるのは地味に嬉しい。

でも普段はそれだけ。青空市場以上辺境伯以下…っていうのは言い過ぎか。

+2ドローだと引き切りコンボには使いにくいです。せめて+3ないと厳しい。

 

 

…こいつをどうにかできないだろうか。

獲得したら、という効果、そんなにいろんなカードに搭載されているわけではないので、そこに注目してみました。

 

鉄工所でこいつを獲得すれば、実質+2アクション+1コインです。

墓暴きでこいつを獲得すれば、その後にアクションを続けられ、こいつ自身も墓暴きの廃棄対象になります。

いらないのなら手札から望楼をチラ見せして、アクションとコイントークンだけ得てしまうというのも手ではあるのかなと思います。

 

他には、このカード、「獲得時」効果なので、別に必要ないならChangeling(取り替え子)ととっかえっこするのもありなんじゃないかと思います。アクションとコインは得られるので。

 

最後に考えたのが、こいつを相続した場合です。

屋敷を1枚獲得するだけで、アクションとコインのトークンがついてきます。

男爵がキャントリップになり、建て直しが金を出しうるようになり、郎党が更に猛威をふるい、狩場とか広大な城が普段選ばれない効果の方を今か今かと待つようになります。

こういうカードが揃っている場では、狙ってみてはいかがでしょうか。

 

勝てる保証なんてどこにもございませんが。

 

 


いかがだったでしょうか。

本当に、新しく出てきているカードを使って悪だくみをするのは楽しい。

 

なるべくクオリティと威力を高めつつ、今後も邁進していきますので、よろしくお願いいたします。今回はそんなに悪いことできなかったけど!

 

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