【ゲーム紹介】水星崩壊の真実をループしながら探る『MECHANICA うさぎと水星のバラッド』がめちゃくちゃ面白かったので語らせてほしい

スポンサードリンク

こんにちは。ふぁんたです。

 

前回の日記で、「Outer Wilds」を紹介させていただきました。

なぜかループする世界で、世界で起こったことを探る、とってもユニーク(2つの意味で)なゲームでした。楽しかった。

 

今回紹介するゲームも、「ループして真実を知る」ことを目的としたゲームです。

このジャンルが好きだというわけじゃなかったんですけどね。面白いものですよ。

 

 

…ですが、一つ問題がありまして。

 

 

この記事を書いている段階で、このゲームはSteamで発売されていません。

(これを書いた段階で、配信予定日:9/17と表記されています)

 

じゃあなんでこのゲームの内容を知ってるかというとですね…

 

DLSiteではすでに発売されているエロゲーだから!!

 

エロゲー前提で上等なんで、このゲームの面白いところを話させてください。


どんなゲーム?

主人公は音楽家。ふくびきでメイドロボ「メカニカ」を当てる。

 

彼女と一緒に街へゆき、住人の気持ちにあった音楽を演奏して、彼らの望みを叶えてあげよう!

 

ただ、必ず3日後の夜にとある事件が起き、1日目の朝へと時間が戻ってしまう

 

住人たちからもらった思いや言葉は引き継げるので、無限ループを抜け出そう!

 

…Outer Wildsでも似たような紹介をしたような気がする…

好きなところ

 

次に、「なんで他のゲームじゃなくてこのゲーム、しかも年齢制限のあるゲームの紹介をしたくなったの?」という話をします。

 

設定が凝っている

冒頭にも貼った、Steamの紹介ページの文言のトップが、

5029年の水星、ギロチンシティ。 近未来の景色と敗退的な雰囲気、下品なネオンと酔っ払った半端者の街。 『天蓋』が太陽の熱を遮断するこの場所には、星の光が届くこともない。

西暦5029年。しかも舞台は地球でなく水星。もうここで力強いSFを感じます。

 

 

タイトルロゴのバックに描かれているのが、ゲームの舞台ギロチンシティなわけですが、ここからもサイバーパンク味を感じます。

ここまで尖った設定を書くと、「地球はどうなったの」「ギロチンシティってなんだよ」などのツッコミを入れたい人もでてくるでしょうし、「そういうのいいから謎解きをくれよ/イチャイチャをくれよ」とSF設定を無視してゲーム内容に齧りつくタイプの人もいるでしょう。自分は後者でした

 

ただ、このゲームは設定の理解を放棄してシナリオを読みすすめることを許さなかった。次にその話をします。

 

世界観を知らないと進めないシステムなので、引き込まれる他ない

ゲームを進めると、クイズでの勝負を仕掛けてくるキャラクターに出会います。

(なぜクイズなのかというのは、前作がクイズゲームだったのでその影響を受けて、だと思います)

 

クイズの内容は、「このゲームの世界観について」なのです。

先程挙げた、なぜギロチンシティと呼ばれているのか、や、地球の国々はどうなったのか、といった話がクイズで出題され、これをクリアしなければ見られないシナリオも当然存在します。

 

そのクイズの答えを知るためには、ギロチンシティの住人やメカニカとの会話にきちんと耳を傾ける必要があるのです。

 

このシステムがなかったら、面白いループものアドベンチャーという評価を下していた可能性があります。

せっかちすぎるのも考えものです。

 

登場キャラクターが個性的で、彼らの関係が「ちょっと」描かれる

設定も尖っていながら、住人が非常に個性的、というよりむしろ「一癖も二癖もある」という表現が正しいかも。

 

住人の特徴を挙げると、

・(VRChatなどで言うところの)「アバター」を着て見た目を変えている奴(複数いる)

 

・結婚したので、二人で一つの体を共有している

 

常に腹にナイフが刺さっていて、自分のことすら思い出せないウサギ

 

JKのサキュバス

 

どうみてもクトゥルフ

 

などなど、いろんな奴らがいろんな過去を持っていて、しかもキャラごとに少し関係があったり(血がつながっていたり師弟だったりなどなど)していて、その関係がふわっと、ちょっとだけ描かれるんです。

 

そういうのオタク好きだよな!わかるよ!好きだもん!!!!

 

プレイを終えると、なんだか全員好きだな、って思えたりしてしまうのは、「ちょっと書かれた関連性」をこれでもかというほど味わうことになるからなんだと思います。

 

音楽がいい

とりあえずオープニング映像を見てほしい。


このオープニング曲・映像を見て、更に気になったら体験版があるので(多分Steamでもできる)、タイトル画面を見てほしい。

 

サイバーパンクの町並みと、それを見下ろすメイドロボと、流れる声ありのBGMが流れるタイトル画面が、これ以上ないほどマッチしていて、素晴らしいのだ。

 

これからプレイする人へ

サイバーパンクで緻密な設定と、そんな未来を生きる面白いキャラクターと、そいつらの関係性と、音楽がとっても良くて、紹介しきれなかったところをちょっというと一枚絵の美しさやヒロインたちの可愛さや、シナリオ終盤のいろんな手がかりがテトリスみたいにかっちりと組み上がっていく快感など、なんかもうとってもよいのでフレンドのウィッシュリストに入っていたらギフトとしてぶち込みたいぐらいなんですが、いくつか注意点があります。

【重要】残りパワーに気をつけよう

演奏には「パワー」が必要になるのですが、

 

これが0になると容赦なくゲームオーバーになります。

 

最後にセーブした場所からやり直すことになります。オートセーブはありません。

 

セーブを忘れないで。演奏前にパワー値を気にして。

 

これを忘れて数ループ分の努力を無駄にしてふて寝したことがあるので、本当に気をつけてください。

 

回想機能は(9/15現在)ありません

絵もシナリオも大好きなのに、その絵を振り返る機能がない。

セーブを分けるなどして、思い出を振り返れるようにしておきましょう。

 

「原作」では、R-18シナリオを回避できません

DLsiteで販売されている原作について、エロなしクリアはできません。

Steam版がどのようなシナリオ改変をするのかはわかりませんが、原作を遊びたいという方はその点注意してください。

 

いつ・どこに・誰が いるかのメモを取ろう

これです。

 

毎朝、町中に流す音楽を変えることで街に出てくる住人を変えることができるのですが、

どの音楽のときには誰がいる、ということを覚えていないと、一日を無駄にしてしまう事になりかねません。

 

一部のキャラクターは時間によっても出てくるかどうかが変わるので、

曲: 曲: 曲:
1日目
2日目
3日目

みたいな表をメモで持っておいて、書き込むとスムーズに行くと思います。

 

ボンバーズの団員手帳じゃん。

 


紹介が駆け足になってしまったし、ゲームジャンルもゲームジャンルなので、あまりグッと来なかった方もいるかもしれない。

 

ただ、プライベートで「最近面白かったゲームはある?」って聞かれたら、迷わずにこのゲームをプッシュするだろうと言えてしまうぐらいにはおすすめできるゲームです。

 

ぜひ。

スポンサードリンク