【ドミニオン】RenaissanceのPreviewを翻訳して、いけないことを考える

2020年3月3日

スポンサードリンク

こんにちは。ふぁんたです。

 

ブログを長いこと更新していません(1ヶ月弱)が、別に飽きたわけではございません。

今めちゃくちゃ長い記事を一本投下しようとしていて、それを書いている最中なのです。

今23000字ぐらいまで来てます。校閲を一周入れている最中なので、乞うご期待ください。


(画像引用 from boardgamegeek)

さて、ドミニオンの新作、Dominion Renaissanceが発表され、10月に発売されることがわかりました。

そのうち、収録されるカードのいくつかがPreviewとして公開されるというのが今日から行われるようです。(毎回恒例)

 

せっかくなので、その英語のページを訳し、シナジーなんかを考えた上で、

「どうやったらマズイことに使えるか」

をめいいっぱい考えてやろうかと思います。

(実現が難しくて、実践にはあんまり向かないけど、実現したら面白いコンボを考えるのが得意分野らしいので、そっちのベクトルで生きていこうと思います)


 

(画像引用 from boardgamegeek)

いっこずつ解説します。


Mountain Village(山村)

4コスト アクション

 

+2 アクション

捨て札の山を見て、そこから1枚選び手札に加える。

そうできない場合、+1 カードを引く。


いきなり村系カードが来ましたね。しかも、捨て札のカードを即手札に加える効果は今までにもなかなかないものです。

捨て札のカードから廃棄したり(隠遁者)、山札の上に乗せたり(Harbinger)するカードはありましたが、直接手札には絶大な威力ですね。

捨て札が空だったとしても、1枚カードを引ける点はリカバー意識が高くて非常に好印象です。

 

 

これで何かしら悪いことを考えましょう。

そうですねえふふふ。このカードを悪用するとすると、まず

「捨て札にあるアクションカードが即使える」

という点が気になるところでしょうか。

さっき買った香具師とか、前ターン使ったばかりの郎党とか、庭園場の物乞いとか、どうしても守りたい日の灯台とか、会計所とか。

何回でも呼び出したいカードってたくさんあると思うので、それらをたくさん使いましょう。

Harbingerもそうですが、もう「デッキが1周する間に各カードは1回ずつしか使えない」という時代の終わりは近いですね。このカードに至っては即使用ですからねうふふ。使用感としては、もしかしたら大君主に近くなるのかもしれません。コスト制限はないけど、買ったカードのうち捨て札にあるもの限定、というような。

 


 

Priest(僧侶/聖職者/司祭)

4コスト アクション

 

+2 コイン

手札からカード1枚を廃棄する。

これ以降、このターン、カードを1枚廃棄するたびに+2コイン。


われこういうのすき!!!!

1枚廃棄する。で文が区切れているあとに、廃棄するたびにの文言がくっついているので、これ1枚で4コイン得ますってことじゃないですね。

アクションが増えない かつ1枚のみ廃棄なので、ガッツリ廃棄したいときのお供には全く使えませんが、こいつはいじりがいがありそうです。ヤバそうです。いい匂いがします。初めて商人ギルドを見たときと同じ血の騒ぎを感じます。

 

 

じゃ、悪いことを考えましょう!

まず思いついたのは、ヴィラと焚火。

+1購入トークンを置いたヴィラとこれと焚火を用意しまーす。

ヴィラ2回とこれ3回打って14金(この時点で結構ヤバイ)、

焚火でヴィラ1枚を廃棄すると、3金払って6金帰ってきます。

それでヴィラ買って4金払って、ヴィラ打つと1金もらえて、ループ1回でお金のプラスマイナスは0になります。つまり、即無限ヴィラ廃棄。

 

書いていて気づいたんですけど、これ大変です。

この効果、廃棄しても継続しますし、橋のように玉座系で効果が重複しますし、無限に使いまわして1廃棄で無限金とかいうコンボ、絶対あります。

(初手4-3でこれと望楼から入り、3T目に召喚でこれを選び、4T目に手札のこれを撃って場に移動遊園地があると、4T目で属州8とれます。)

 

めちゃくちゃ可能性を秘めてるカードだと思います。だいすき。廃棄もできるし。

廃棄効果は弱いとわかってても買っちゃいそう。でも、これステロはないですね。他のカードと一緒に使いましょう。


Seer(先見者)

5コスト アクション

 

+1 アクション

+1 カードを引く

山札の上から3枚を公開する。そのうち、2から4コストまでのカードを手札に加え、残りを好きな順番で山札に戻す。


put the onesってことは、2から4コストまでのカード複数形でも構わないってことみたいですね。ガッツリ行ける鬼火、ガッツリ引ける賢者、ガッツリ引けて当てなくていい願いの井戸みたいなもんでしょうか。

コスト高い割に難しい使いみちですね。銅貨は拾えないし、屋敷引き入れても…って感じもします。

 

山札がちょっとわかるだけなので、あんまり悪いこともできなさそうですし、いらないカード持ってきても捨て札に置けないし、うーん。

 

こまった。わるいことができない。

 

パス!


 

Scholar(学者)

5コスト アクション

 

手札を捨てる。7枚引く。


手札1枚じゃなかった。全捨てだった。

 

7ドローは斬新ですね。+n Cardsのnのうち最大じゃないでしょうか。

使うと手札が7枚になります。Expeditionを使ったときとおんなじですね。

あと、短い効果だと結構喋れることないですね。

 

 

わるいことを…!

…うーん。

これと坑道だけのステロとか面白そうだなあとか思ってみたり。運任せですが。

他には、コンボ組みたいのに手札がこれと村系しかないとき、他のドローソースよりはそのターン立て直せる可能性が高くありそうですね。

あとはやっぱりヴィラとか闇市場とかの、お金使ったあとの手札で使うと楽しいですね。

 

…書いてて思うんですけど、ほんとにヴィラって悪いやつですね。


3コスト アクション

Experiment(実験)

+2 カードを引く

+1 アクション

このカードをサプライに戻す。

このカードを獲得するとき、もう一枚実験を獲得する(その実験で実験を獲得はしない)


難しいカードですね。

最後の一文は、訳すの結構戸惑ったんですけど、要は「1枚獲得したらもう1枚だけついてくるよ」ということです。「獲得しました。なので別の1枚を獲得します。獲得しました。なので別の1枚を獲得します。獲得しましたね。じゃあまた一枚…」とはなりません。

使い捨て、即山札戻しの研究所ですね。サプライに戻るので、あんまり減ることはありません。行進で使っても廃棄されません。門下生で使うと実質1枚増えます。召喚で獲得したら…1枚は捨て札に行きますね。二枚とも捨て札です。召喚しようとする実験が消息不明ルールで脇に置けません。

使ったら帰っちゃうのが悲しいですが、一回だけ手札がたくさん欲しい、お金がたくさん欲しいといった場合は絶対あると思うので、うまいこと使いましょう。

 

 

・・・わるいこと!!

こいつのいいところは、似たような効果を持っていたPort(購入なら2枚ついてくる村)なら、購入にのみしか反応しなかったところを、獲得でもいいぜーっていう進化を遂げていてくれているところです。

獲得ならいろいろ手段がありますね。

Engineerで廃棄を選べば4枚もらえる。

国境の村→実験+実験、

値切り屋使って研究所+実験+実験、

石切場+従者とかサー・マーチンとかで大量獲得、

獲得するもう一枚をChangelingに変えて、そのChangelingを実験にすればたくさん獲得できる…っていうのはだめですね。このカードはプレイエリアに並ばない。


こんなところでしょうか。

細かいルールにふれつつ、仲良さそうなカードにふれつつ、それでいて自分の得意分野である「なんだかわるいこと」が少し考えられました。

 

 

新しいセットが出るたびに、大体5回ぐらいに分けてやるようなので、あと4回ほどお付き合いください。

スポンサードリンク